アメリカの有名な高級ブランドホテルが相次いでハッカーの被害にあっているとのことです。





ウォール・ストリート・ジャーナル

ヒルトンホテル、
セキュリティー侵害を報告 
2度ハッカー被害か

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20070704123113


記事によると、ここ数年、アメリカの有名高級ホテルが相次いでハッカーの被害にあっているとのこと。具体的にはクレジットカード決済関連のセキュリティが脅威にさらされたとのこと。また、今回発表したヒルトンだけでなく、シェラトンを運営するスターウッド、マンダリンオリエンタルホテル、トランプ・ホテル・コレクションが同様の被害を受けているとのことです。


今回の記事は、あくまで被害にあったという報告だけであり、具体的に何の情報が流出したかまでは発表されていません。現在調査中とのことです。


クレジットカード情報の流出と聞くとドキッとする人もいるかもしれません。
が、結論を言えば安心していいかと思います。


というのも当ブログ管理人は昔、某クレカ会社に勤めていたので実はこの業界の内情に詳しいのです。基本的に、クレジットカード情報が流出した程度では、大した被害にはつながらないことがほとんどです。


というのも大半のクレジットカードは、人工知能によって消費者の利用動向が常時監視されていまして、なにか不自然な利用があった場合は、自動で検知して利用を停止する機能がついているのです。発覚次第、即座にカード会社が利用停止・番号変更等の措置をとるため、あまり被害は拡大しないようになっています。


また、仮にいくらか悪用がされたとしても、今回のような個人に一切の非がない場合は、カード会社から個人に1円も請求がされることはありません。全額補償の対象となります。そうしないと、クレジットカードという決済手段はサービスが成り立ちません。




何故ならクレジットカードは、その名前の通り「個人の信用」でモノを購入するツールだからです。



アメリカのように広くクレジットカードが普及している国家で、かつヒルトンのような高級ホテルが被害者の場合、消費者は特に何ら気にすることなく、これまで通りにカードを利用して問題ないかと思います。繰り返しますが、きちんと補償されます。
(補償に対応しないようなクレジット会社は一撃で倒産します。)




とはいえ、被害が日本に広がるのは避けてほしいものですね。



仮に東京ディズニーリゾートの購買記録が流出しようものなら、とてつもないイメージダウンは避けられません。



結果、関連するディズニー銘柄の株価に影響しようものなら、2次被害は途方もない。。むしろそっちの危険性のほうが怖いと、私は思います。