結論から言えば、東京ディズニーリゾートは全ての補助犬≪聴導犬≫≪盲導犬≫≪介助犬≫での入園を可能としています。






OLC GROUP


東京ディズニーリゾートのノーマライゼーションの追及


 
すべてのゲストに楽しんでいただける環境づくり

011








≪阪急百貨店の聴導犬入店拒否問題≫とは、2015年10月9日に発生した



聴覚障害者の女性(46)が聴導犬の同伴入店を、大阪の阪急百貨店梅田に入居する飲食店2店が拒否した」



という、本当に2015年のニュースなのかと虚構を疑ってしまうような由々しき事件のこと。





☆この件のポイントを整理すると大きく5つ☆




①当日、阪急百貨店梅田の9階では、身体障害者補助犬(盲導犬・介助犬・聴導犬)法啓発イベントが行われていた。




②入店拒否をした飲食店2店(ア・ル・ロイック、丸福珈琲店)は、イベント会場と同じ9階。入店拒否をされた女性は、このイベントに参加した女性だった。





阪急百貨店は、毎週土曜日≪H2Oチャリティーイベント≫という名称で、社会貢献活動を行っており、今回の補助犬啓発イベントもその一環





身体障害者補助犬法に基づき、阪急百貨店梅田は、当然ながら全ての補助犬同伴での入店を可能としている。





⑤以上のことを百貨店の社員が飲食店側に説明したにも関わらず、飲食店店員が「盲導犬でも入店は出来ない」と、頑なに入店を断った。






さて、何故この記事を本ディズニーブログにて取り扱ったかというと、この件は全国のディズニー好きにとって、決して対岸の火事だとは思わないからです。





というのも、 阪急百貨店を運営するエイチ・ツー・オーリテイリングの経営母体は、その百貨店名のとおり、大阪で鉄道を運行する、あの阪急鉄道です。






ところで、日本の東京ディズニーリゾートを運営するのは、オリエンタルランドという日本の企業。アメリカのウォルト・ディズニー・カンパニーよりライセンスが付与され、運営をしています。




では、そのオリエンタルランドの経営母体はというと、やはり鉄道会社の京成電鉄なのです。




 
このように日本は、我々の生活に身近なさまざまなものが、実は鉄道会社を経営母体とする企業にて、サービス提供されているケースが多くあります。理屈は簡単で、人は鉄道の駅周辺に集まりますから、当然、そこにサービスも集まるというわけです。故に、鉄道会社は、本業の鉄道だけでなく、不動産やらレジャーやらさまざまなサービスを手がけており、当然、そこには大きな社会的責任が発生すると考えてよいでしょう。





そうした社会的責任が極めて大きい鉄道会社の大手・阪急鉄道のグループ百貨店が、今回のような事件を発生させていることは、我々市民は、非常に重く受け止めなければいけないと思います。









では、日本の東京ディズニーリゾートの姿勢はどうなのでしょうか。運営するオリエンタルランド社のホームページには次のように記載がありました。




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以下、オリエンタルランド社公式ホームページより、一部引用
http://www.olc.co.jp/csr/happiness/normalization.html




東京ディズニーリゾートのノーマライゼーションの追求

すべてのゲストに楽しんでいただける環境づくり

OLCグループでは、ノーマライゼーション(*)の考えのもと、テーマパークを訪れるすべてのゲストに楽しんでいただける環境づくりを目指しています。



テーマパークを訪れるゲストの中には、障がいのある方もいらっしゃいますし、また、怪我などによって一時的に体の機能が低下している方、高齢の方や妊娠中の方もいらっしゃいます。施設や支援ツールの整備や、キャストによるサポートを通じ、快適で楽しい時間を過ごしていただけるよう努めています。
 


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以上、引用終了




公式ページの下の方にスクロールさせていくと、東京ディズニーリゾートでは全ての補助犬(介助犬・盲導犬・聴導犬)を受け入れている旨がはっきりと記載されています。





ディズニーは、補助犬と一緒に同伴入園が可能なんですね。







ですが、ここでちょっと考えてほしいこと。では、この東京ディズニーリゾートが全ての補助犬を受け入れている事実、一体どれだけのゲストが知っていたでしょうか。




勿論、知っている方はたくさんいると思います。実際にパーク内で同伴している姿を見たことがあるという人も、きっと多いことでしょう。






ですが、私は今回のニュースで初めて東京ディズニーリゾートが補助犬同伴で入園可能なことを知りました。お恥ずかしながら、聴導犬という単語自体を初めて知りました。







皆さんの中でも、そういった方が多いのではないでしょうか。是非、今回の阪急百貨店の件、対岸の火事だとは思わず、我々ディズニー好きもこれを機に関心を持ち、補助犬の啓発活動に参加してはどうでしょうか。





障害があろうが無かろうが、誰もが「夢がかなう場所」。



それが、東京ディズニーリゾートだと私は思うのです。